現代の社会生活では、日々多くの人がスマートホームソリューションを利用しています。近代的な技術が導入されたスマートホームは、生活の質の向上に繋がっています。２０１２年に設立されたルミ・ベトナム株式会社が提供するルミ（Lumi）スマートホームソリューションは、欧州の安全基準であるCEマーキング、およびベトナム認証センターの認証を取得したベトナムで初のスマートオームソリューションです。
それでは、使用者とルミ・スマートホームとの会話をお聞きください。
ルミ：私たちのハッピーホームへようこそ
家主：ＯＫ ルミ、接客！
ルミ：いらっしゃいませ！
家主：ＯＫ ルミ、映画を見る！
ルミ：映画をどうぞお楽しみください！
ところで、ルミ・スマートホームには、使用者と家とのコミュニケーション方法が３つあります。一つ目は、ルミ社のミロ（Milo）スマートスピーカーです。このスピーカーには、ベトナム語音声認識コマンド機能がついています。次は、スマートフォン、またはタブレットＰＣで利用できるルミ・ライブ（Lumi Live）アプリです。三つ目はスマートタッチスイッチセットです。
ファム・ゴック・ズンさんは、ハノイ市ミーディン地区の新築マンションにルミ・スマートホームソリューションを導入しています。約４千５００万～５千万ドン、26万円～28万円の費用で、使いやすくてシンプルなインターフェースのアプリを介して家をコントロールできるようになっています。照明システムや、カーテン、セキュリティ制御、娯楽機器などはズンさん一家の日常生活に上質な快適さをもたらしています。ルミ・スマートホームの利便性について、ズンさんは次のように明らかにしました。
（テープ）
「例えば、冬場に外へ出かけている間にお風呂のお湯が沸いているようにしたい場合、帰宅１５分前にお風呂の給湯器をオンにすることができます」
ルミ・スマートホームはベトナムの技術者によって研究、開発されたテクノロジーソリューションのため、家のコントローラーシステムはベトナム人の習慣、嗜好、およびベトナムのインフラにマッチしています。ルミ・スマートホームの設備は、ジグビー（ZigBee）の無線通信で接続されているため、ワイヤーを使用する必要がなく、1本または 2本分のワイヤーシステムに適したスイッチがあるだけで、設置も簡単な上、建物の既存の電気インフラシステムに繋がなくてもよいという特徴があります。
 タイ総裁 |
ルミ・ベトナム株式会社のグエン・ドック・タイ総裁は次のように明らかにしました。
（テープ）
「ベトナムでの電気インフラシステムは外国の電気インフラシステムと全く違っています。そこで、外国製のスマートホームソリューションをベトナム国内で展開するためには、基礎工事や内装工事の時に家全体のシステムを設計、構築する必要があります。しかし、我が社のルミ・スマートホームソリューションは、完成済みの家であっても設置が可能です」
ルミ・スマートホームの利用者はスマートソリューションを体験することが出来ます。例えば、カーテンの自動制御、AI=人工知能による不正侵入防止セキュリティシステム、安全性の高いルミタッチスイッチ、ルミ・スマートライティング、空調制御システム、ルミ・マルチゾーンオーディオコントロールシステムなどです。
ルミ・ベトナム株式会社のグエン・トアン・アン取締役会長は次のように明らかにしました。
（テープ）
「我が社が静電容量式タッチ技術を導入したことで、顧客はディバイスに触れたり、オン・オフしたりできます。それに、スイッチングモード電源を使用するため、省エネに役立ちます。そのほか、ジグビー（ZigBee）の無線通信により、容易に接続することが出来ます。さらに、我が社はソフトウェア製品を開発しています。Android や Iphone用 のディバイスのアプリを介して、顧客はどこに行っても自宅の設備を制御、監視できるようになります」
さて、ルミ・スマートホームの価格は様々あります。集合住宅向けの製品は、２５００万ドン～６５００万ドン、14万円～3７万円程が一般的です。高級住宅向けの場合は、１億ドン∼６億ドン、５７万円∼３４２円程となっています。ルミ社は、これまでにベトナム国内に、１５０の代理店を持ち、約５万人の顧客にルミ・スマートホームソリューションを提供しています。ルミ・スマートホームのブランドは、２０２０年と２０２１年に連続してテクアワードを受賞したほか、２０２０年にVNエクスプレスから「ベトナムの優れたスマートホーム」として顕彰され、サオクエ賞を３度も受賞しました。
ルミ社のルミ・スマートホームは、ベトナム国内だけでなく、インド、シンガポール、カンボジア、オーストラリア、ブラジル、イスラエルなどにも輸出されています。
ルミ社のタイ総裁はさらに次のように語りました。
（テープ）
「外国製品と競争するためには、私たちは、一定のコアバリューを持つ必要があると認識しています。私たちは、製品の品質と基準、設計の最適化を約束します」
現在、ルミ社は、新しい工場を建設しています。この工場は２０２３年に稼働予定です。同時に、通信制IT学士コース「FUNiX」大学と連携して、スマートホームの教育カリキュラムを導入しています。そのほか、タイグエン工業技術大学と連携して、スマートホーム ・IoTの研究と開発室を設立しました。これらのことは、スマートホームに従事する技術者の育成に貢献することでしょう。