小売市場の発展

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(VOVWORLD) -  現在、ベトナムの小売市場のシェアは小売り総額の25%しか占めていません。また、スーパーマーケットや、ショッピングセンターは農村部ではなく、都市部に密集しています。これらの面から見れば、小売市場をさらに発展させる余地は大きいといえます。
小売市場の発展 - ảnh 1     近年、ベトナム小売市場が迅速に発展

ベトナムの小売市場は迅速に発展していると評価されています。2015∼2017年期において、小売総額は年平均10・5%増加しました。特に、2018年は前年と比べ、11・7%増となり、この5年間の最高水準となっています。エコノミストらによりますと、9300万人規模の人口や、若い人口、マクロ経済の安定、国民の収入の増加などがその要因となっています。

2020年に、ベトナムの各家庭の月平均支出額は714ドルに達する見通しです。一方、近代的な小売システムの普及率は25%にとどまり、90%のシンガポールや、60%のマレーシア、34%のタイなどと比べ、低い水準にあります。これらも、小売市場の発展にとって有利な要素とみられています。

しかし、多くの試練もあります。中でも、ベトナムが締結してきた自由貿易協定に伴う外国の小売業者からの影響圧力の増加とその対応策は差し迫った問題とみられています。この問題を解決するためには、管理機関の正しい政策や、企業の努力と能力向上などが求められるとしています。商工省所属国内市場局のレ・ビェト・ガ副局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「2018年12月、我々は首相に10776号の公文書を上程し、2025年までの国内市場発展戦略と2030年までのビジョンの承認を求めました。この戦略には、小売り分野の発展の突破口を切り開く措置が含まれています。これらの措置は、国内の潜在力を徹底的に活用し、市場発展にあらゆる財源を導入するためのものです。」

外国企業からの圧力とともに、電子商取引の発展も小売市場の発展にとって、大きな試練とみられています。

こうした中、小売業者は、販売方法の多様化や、サービスの質的向上、小売り分野のインフラ整備、近代的技術の導入などに力を入れる必要があります。そして、これらの措置を効果的に実施するためには具体的な戦略が必要とされるとと指摘されています。

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