「第17回ベトナムポエムの日」 ベトナム文学を世界に紹介

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(VOVWORLD) - 「第17回ベトナムポエムの日」は、国民のポエムへの興味を増すだけでなく、ポエムをはじめ、ベトナム文学の作品を外国語に翻訳して、外国に紹介することにも役立つと期待されています。
「第17回ベトナムポエムの日」 ベトナム文学を世界に紹介 - ảnh 1 イベントは大勢の市民を魅了しました。

先月の下旬、ハノイ、北部クアンニン省、バクザン省の3つの地方で、「第17回ベトナムポエムの日」というイベントが開催されました。今年のイベントは、ポエム愛好者が交流する場であり、第4回ベトナム文学PR国際会議と、第3回国際ポエムフェスティバルを含むので、ベトナム文学を世界に紹介するチャンスでもあります。

そのため、今年の「ベトナムポエムの日」は、ベトナムの文化イベントとして大規模なもので、多くの国と地域から、詩人、文学者、翻訳者、文学研究者、出版関係者など200人以上が参加したほか、ポエムをはじめ、文学に興味を持っている人たちが大勢参加しました。そして、このイベントが3カ所で行われるのは今年が始めですが、ポエムをはじめ、文学に対する愛情を全国各地に広げるのに役立つとされています。

長い歴史を持つベトナムの詩は、種類がたくさんあります。形式や内容、発祥などによって類別が異なりますが、形式によって8種類に類別されるのが一般的です。その中でも、最も長い歴史を持つのがベトナム独特の形式である六八体 (六音八音の交互による韻文)の詩です。そのほかは、四音、五音、六音の詩などです。そして、音の数を決めない「自由の詩」もあります。

「第17回ベトナムポエムの日」 ベトナム文学を世界に紹介 - ảnh 2 クアンニン省での夕べ
近年、詩に対する興味は若者をはじめ、国民の間で薄くなっているようで、「ベトナムポエムの日」の開催が決められました。イベントで参加者は、詩を詠む、聴く、作るだけでなく、有名な詩人と交流することもできます。そして、詩の歴史や形式、内容などを詳しく説明するセミナーがたくさんある『ポエムの日』は、子どもでも詩をよく理解できるよい活動です。

特に、今年のイベントの新しい点は、世界各国の詩人や翻訳者、出版関係者が多数参加したことです。これは、ベトナム文学を世界にピーアールするのが狙いです。ベトナム作家協会のフー・ティン会長は次のように語りました。

(テープ)

「多くのシンポジウムやセミナーが行われ、ベトナム文学を世界に紹介するための措置などについていろいろ話し合いました。ベトナム文学の状況などは世界各国の代表の注目を集めました。ベトナム文学協会は、世界各国の代表の意見に耳を傾け、ベトナム文学を世界に紹介する計画案を作成しようと思っています。」

「第17回ベトナムポエムの日」 ベトナム文学を世界に紹介 - ảnh 3 ベトナム作家協会のフー・ティン会長
今年のイベントで、ベトナム作家協会は、「10世紀のベトナム文学」、ベトナムの代表的な詩人44人の作品を集めた詩集、代表的な作家22人の短編小説を集めた本3冊を紹介しました。ベトナム語と英語の二カ国語版のこれらの出版物は、ベトナム文学を世界に紹介するためのもので、イベントに参加した各国の代表に贈呈されました。

また、文学に関するセミナーや、国内外の参加者による交流会など、外国の参加者にベトナム文学を理解してもらう様々な活動が行われました。中でも、「国際ポエムの夕べ」は、ポエムが好きな国内外の人たちに交流の場を与え、イベントの目玉となりました。ベトナム作家協会のフー・ティン会長は次のように語りました。

(テープ)

「『第17回ベトナムポエムの日』の枠内で行われた様々な活動は、ポエムをはじめ、文学の素晴らしい交流空間をつくりました。この空間で、各国の代表は、自国の文学を紹介したり、ベトナムの文学を調べたりしました。イベントは、世界の文学が交流するチャンスであり、ポエムをはじめ、文学への興味を芽生えさせるものでもあります。」

今回のイベントは、外国の代表に印象を与えたと言えます。韓国から来た詩人キム・コーソールさんは次のような感想を述べました。

(テープ)

「ベトナムは美しい国です。第17回ベトナムポエムの日は有益で、意味が大きいイベントでした。世界の多くの国から、詩人や作家などがここに来て、世界の文学の発展と交流についていろいろ話し合うことができたと思います。」

「第17回ベトナムポエムの日」は、国民のポエムへの興味を増すだけでなく、ポエムをはじめ、ベトナム文学の作品を外国語に翻訳して、外国に紹介することにも役立つと期待されています。

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